配信者がゲーム開発者との関わり方を考えてみた
2018-01-06

永遠の問題である配信者とゲーム開発者の間の悩みというか問題点について考えてみたので良かったら見てみてください。
どうも!もこと(@moko7days)ともうしま~す!
ゲーム配信ってグレーなんですよ。
「グレーってなに?」
って人のために一応説明すると、法律に違反しているけど見過ごされているか一部認められているということ。
「え、法律に違反してるなら黒じゃん!」
って思うかもしれないけどその通り。正直な話ゲーム実況は真っ黒の黒。犯罪だと訴えられたら言い訳のしようもないんだよね。だけど、世間的にグレーと言われているのにも理由があるんだ。
今回はこのゲーム実況がグレー問題をもことなりに考えてみて、配信するときに何を気をつけたら配信者も、ゲーム開発者もハッピーになるかを書いて見るので、暇つぶしにでも見てくれるとうれしいな。
あらかじめ書いておくけど、これはあくまでもことの考えだってことです。
どうしてゲーム実況はブラックなのか
まず、どうしてゲーム実況はブラックなのか。
これはゲーム実況が著作権法違反に抵触するからだ。
著作権法違反は簡単にいうと、人の作ったものを勝手に自分が作ったよ!とか有料のものを無料で配信したりしちゃだめだよって法律。この法律がないと頑張って作品を作って売ろうとしている人の努力が無駄になっちゃうからね。
著作権法に関して詳しいことは自分で調べてみてくれ。今のはかなり適当な説明なので、ちゃんと調べてね。
著作権法の視点からいうと配信は真っ黒。だって有料のゲームを無料で配信したら、例えば、ゲームはやりたくないけどストーリーは知りたい!なんて人はゲームを買わなくても配信を見ちゃえば満足するんだからね。
これじゃあゲームを作っている人は商売にならない。
だから基本的にゲーム実況は著作権法違反で黒なわけだ。
どうしてグレーだと見逃されているのか
「じゃあどうして真っ黒なのにグレーだ!」って言われているのか
それは多分だけど、もことの考えではゲーム配が「広告」としての側面もあるから。
配信者がゲームを実況して、それを見たリスナーさんが
「え、このゲーム面白そう」
と思って買う。
こういうこともあり得るから、ゲームによっては開発者が「ゲーム配信してもいいよ!」って言っている場合もあるんだ。
任天堂は配信OKだったはずだし、PS4には配信機能自体がついてる。(一部配信禁止区間は自動で画面を隠すようになってる)
【リンク】Nintendo Creators Program
著作権法違反にはなるけど、作者がOKしてるから許されているという状態をグレーって呼んでるんだね。
ゲーム開発者の願い
さてここからはもことの考えだ。
もことはゲーム配信でみんなを笑顔にしたいと思ってる。その中にはもちろんゲーム開発者の人も入っているわけです。
ゲーム開発者の人たちがゲームを作ってくれる上で、もこと達配信者は実況活動をできるわけで、そこは絶対に忘れちゃいけないところだと思うわけです。
だとすると、ゲーム配信をする上でゲーム開発者を悲しませないためにはどうすればいいかを考える時に、まずはゲーム開発者の願いを考えてみた。
考えてみるとゲーム開発者の願いの根本は明快な気がする。
-
ゲームを売りたい
-
ゲームをたくさん遊んでもらいたい
この2つだと思う。
有料ゲームを作っている人は「ゲームをたくさん遊んでもらいたいし、売りたい」と思っていると思うし、フリーゲームを作っている人も「ゲームをたくさん遊んでもらいたい」と思っていると思う。
もことの勝手な主観だけどあながち間違ってないんじゃないかな…
さあ、仮にゲーム開発者の考えが「ゲームをたくさんの人に遊んでもらいたい」だとすると、ゲーム開発者を悲しませないために、むしろゲーム開発者の人もハッピーにするためにはどうしたら良いんだろう。
っていうところをもことなりに考えてみたよ。
配信はゲームの価値をなくしてはいけない
もことなりに大切だと思うのが、リスナ-が「遊んでみたい!」と思うようなゲームの価値を配信で奪っちゃいけないということ。
ゲーム開発者の方々は「ゲームを遊んでもらいたい!(売りたい!)」って思ってるわけなんだから、配信を見ているリスナーが「このゲーム面白そうだな...(買って)遊んで見るか!」って思うような動機をなくしたらいけないと思う。
じゃあ配信で奪っちゃいけないゲームの価値ってなに?ともことなりに考えたところ、この価値はゲームのジャンルごとに変わって来る気がしたんだ。
ジャンルごとのゲームの価値
「配信で奪っちゃいけないゲームの価値」という視点からゲームをジャンル分けして見るともこと的にはこうなる。
- 競技性のあるゲーム
- ゲームの操作性を楽しむゲーム
- プラットフォーム型のゲーム
- ストーリーを楽しむゲーム
それぞれ1つずつ見ていくね。
競技性のあるゲーム
競技性のあるゲームの代表はFPSやTPSと呼ばれるシューティングゲームなんかはイメージしやすいと思う。
他にもレーシングゲームや格闘ゲーム、MOBAなんかも競技性のあるゲームに分類できると思う。
いわゆるe-sportsになり得るゲームをもことは競技性のあるゲームって言ってるよ。
競技性のあるゲームの価値は何かと考えると、それはそのまま「競技性」だと思う。
ゲームを繰り返し遊び、試合に勝つために日々練習する。ハッキリとパラメーターでは表せないけど、練習の成果があって少しずつ上手くなるのを楽しむ。
これが競技性のあるゲームの価値だともことは思う。
この「競技性」の価値に関しては配信したところでなくならない。寧ろ、配信を通してゲームの価値を広めて、競技人口が広がればゲームはもっと盛り上がった競技性の価値はより高まるとも思う。
ゲーム配信者のプレイを見て「私もやってみようかな...上手くなってバンバン相手を倒せるようになりたいな」と思わせることができるから、リスナーの「やってみようかな」を損なわないんだ。
結論として、競技性のあるゲームはどんどん配信すればいいと思う。現にtwitchなんかでも競技性のあるゲームはバンバン配信されてるし、ゲーム制作側もどんどん推奨してる。
ゲームの操作性を楽しむゲーム
ゲームの操作性を楽しむゲームは、いわゆるネタゲーとか、クソゲーとか呼ばれるゲーム。
今で言うなら壺ゲー呼ばれるgetting over itや一昔前で言うならしょぼんのアクション、I wana be the guyとか。
ここら辺のゲームの価値は「ゲームの操作性」その物で、極端に難しいかったり、操作しててスッキリしたしする!とかがある。
このゲームの操作性も、配信することで減るものじゃないから、配信を見たリスナーが「そんなに難しいの?ww俺なら1発でクリアできるしww」みたいな感じで遊ぶ動機があると思う。
プラットフォーム型のゲーム
プラットフォーム型のゲームって呼び方はもことが勝手につけた名前なんだけど、要は「みんなの遊び場」としての機能があるゲーム。
基本的にはマルチプレイができるゲームを想定してくれればいいかも。もちろん例外はアリ。
ここではminecraft、モンスターハンター、マリオパーティーみたいなゲームを想定してるよ。
マリオパーティーや、モンスターハンターっていうゲームは「みんなと同じことをやって楽しむ」事が価値の1つとしてあるともことは思ってるんだ。
こういうゲームは配信と相性がいいと思ってて、配信者がプラットフォーム型のゲームをやると、「配信者と一緒にゲームを遊びたい!」と思ったらリスナーはゲームを買うことになる。
だからプラットフォーム型のゲームも配信して価値がなくなるどころか、配信を通してゲームの存在を広めることにつながると思うんだ。
ストーリーを楽しむゲーム
配信をする上でいちばんの問題になるのがストーリーを楽しむことが一番の価値であるゲーム。
ストーリーは基本的に一度楽しんだら、そこで終わりなものが多い。相当気に入って、「このゲームは僕の人生を変えてくれました!」とか言えるくらいのゲームじゃないと、ストーリーを楽しむゲームを繰り返し遊ぶ人は少ないと思う。
だから、ストーリーを楽しむゲームを配信でプレイしてしまうと、リスナーが「やって見たい!」と思う動機を奪ってしまうんだ。
配信でいいストーリーを見たら「あぁ...いい話やったなぁ」で終わって買おうなんて思わないよね。
だからダンガンロンパなんかは「1章までは配信していいけど、それ以上はやめてね!」って言ってるし、ペルソナ5も「配信はオープニングまでね!」っていう設定を公式出していたはず。
プレイ動画に関するお願い | ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期 | スパイク・チュンソフト
ペルソナチャンネル | アトラスから『ペルソナ5』ネタバレ自粛のお願い
じゃあストーリーを楽しむゲームを、価値を損なわずに配信するためにはどうすればいいか。考えてみた結果を列挙していくと...
- 周回することで真実が見えるゲームは1回でやめる。
- 途中でやめる。
くらいしか思いつかなかった...
途中でプレイをやめることで「続きは自分で買ってやってみてね!」ということができる。
だけど、配信者としては尻切れとんぼになるので最後までやりたいのが本音。
でも、本当にゲーム開発者のことを考えるんだったら辞めるべきなんだよね。
ゲーム制作者に感謝して配信することが大切
ここまでダラダラとゲーム開発者とゲーム配信者の両方がハッピーになるために必要なことについて考えてみました。
一番の解決策は、ゲーム開発者が企業なら企業のガイドラインに従う。ゲーム開発者が個人なら直接聞いたりお願いしたりするのが一番だと思います。
「面白いゲーム見つけた!配信しよ!」の前に一呼吸置いて、そのゲームが配信しても良いものか考えて、できることなら作者さんに連絡とるといいんじゃないでしょうか。もことはそうしようと思います。
あくまでこれはもことの考えで、誰かにこうしろって言うわけでは全然ないのでそこんとこはよろしくお願いします。
この記事がゲーム配信者の方にとって、自分なりにどうやったらみんなハッピーになるか考えるきっかけになったら嬉しいです。
あくまでゲーム配信者はゲーム製作者の作品を配信させていただいてる立場ですので、常にゲーム開発者の方達に還元することを意識して配信していきたいともことは思っとります。
えっ?
ゲーム配信しなきゃいいんじゃないかって?
ごめん...
「もことはゲーム配信がしたい!でも、ゲーム開発者の人のことも無視したくない!」というエゴを前提に書いてたんだ...言うのが遅くなってごめん。